就業規則とは、
労働者の賃金や労働時間などの労働条件に関すること、職場内の規律、そのほか 労働者に適用される各種の定めを明文化したもの、すなわち使用者と労働者との間のルールブックです。
小規模の会社では、就業規則を作成していないこともありますが、明文化した規定がなく、労働条件がその都度決められるようでは、事務処理が煩雑になるばかりでなく、労働者にも不信感を与えることになり、トラブルが生じる原因になりかねません。
就業規則は労務管理の要であり、労務問題を未然に防ぐために、リスク管理上欠かすことのできない存在です。
たとえば、就業規則で定めておかなければ、社員を懲戒解雇することもできません。
大勢の人の集まりである会社の秩序を守り、統一的に事業を運営していくためには、労働条件や服務規程などを明らかにした就業規則を作成することが必要です。